レッスン生の保護者の方からよく聞かれるご質問
「家での練習に口を出すと、すぐ喧嘩になるのですが…」
「レッスンはいつまで付き添った方がいいですか?」
お子様の練習は、どうしても耳に入ってくるので、気になりますよね…
今までレッスンしてきた生徒さんや、娘たちの様子を見てきて、
一般的には、小学校低学年までは、親御さんがレッスンの内容をある程度理解して、
ご自宅でも適切なタイミングで共感を持って言葉かけをしてあげると、
上達スピードがかなり違います
早いお子さんでは年長~小学校に入学したら少しずつ離していき、
言い過ぎてしまうと、自分で考えたり工夫したりしなくなってしまうので、
自主性が育つように、小学校3~4年生くらいからは、
基本的に講師にお任せいただければ、と思います
どうしても気になる場合は、レッスンとレッスンの合間の1日だけ付き合う、
くらいの頻度にされると良いかもしれません
場合によっては中学生頃まで、時には大人になっても、有名な音楽家でさえ、
ご両親が音楽家の場合などは、プロになってもずっとアドバイスを受け続けていますから、
果てしなく理想を追い求めていく姿は、親子関係が崩れない限り、永遠に続くものかもしれませんね
ただ、ピカソの言葉で「優れた芸術家は模倣し、偉大な芸術家は盗む」
という言葉があるように、
ご両親に何の音楽知識がなくても、レッスンの様子を全く知らなくても、
上手にマネして理解して、飛躍的な上達をとげるお子さんも、ごくまれにいます
私の場合は、定年退職後の父が、小学校低学年の時はレッスンに付き添って、
ピアノやヴァイオリンの弾き方に関しては分からずながらも、
時々コメントをくれました
私にはちょうど良かったのかもしれませんが、(凡人なので)もう少し具体的なアドバイスをくれたらよかったなあ~、
と思う時もありました。
上の娘の場合は、幼児の頃は一緒に物語を考えたり、踊ったり(!?)、
色々なカードを作って興味がわくようにしてみたり、
「〇〇回やったらおやつにしよう」とか、
「ママがこれをやってる間に、○○を練習してみよう!」とか、
姿勢に関してはマッサージ師のようにほぐしていましたし、
時にはバトルももちろんありましたが、
小学校高学年までは結局、毎日練習に付き合っていました…
中学生以降はほぼノータッチです。
相愛の音楽教室にも通っていたので、途中からは友達からの刺激が多かったように思います
下の娘の場合、3才からヴァイオリンを、5才からピアノを始めましたが、
最初から自己完結している子だったので、ほとんど何も言わず…
でも、趣味で楽しめるようになっているので、先生のおかげです。
途中で嫌になったり、練習をまったくしない期間もありましたが、
続けたものがちです
結局、良好な親子関係を保ちながら、早く上達をのぞまれる場合は、小学校中学年くらいまで付き添ってあげてはいかがでしょう?というご提案でした