最終講義をzoom受講しました
今日は休日でしたが、お茶大時代にお世話になった、音楽学の永原恵三先生 ご退官前の最終講義を zoomで受講しました。
在校生や卒業生、受講者合わせて230名ほど。
永原先生は、30年間の大学ご勤務の傍ら、悠仁親王さまが幼稚園にいらした時に、園長をされていた先生です
大学時代は、グレゴリオ聖歌を東京カテドラル教会で歌わせていただいたり、指揮法を習ったり、学会でわらべうたや日本で古くから伝わる歌を踊り付きで発表させていただいたり、色々と貴重な体験をさせていただきました
お題は、「physical thinkingとしての音楽」
内容は…なかなか難しいものでした…
講義の中で、合唱やアンサンブルでは、日本で一般的には一つの響きにそろえる、統一する考え方があるが、共通の声のメカニズム、音楽様式等があれば、一つの響きが構成される、というお話には、妙に納得させられました→モノトーンな響きは、言語だけでなく、日本で美徳とされてきた、周囲に合わせるという文化に由来しているのかも…と考えさせられました。
【講義で学んだこと】
・グレゴリオ聖歌は、現在は各々の民族が各々の言語で歌っていて、元々は典礼自体を美しく装飾する役割を担っている。
・音楽は歴史を紐解いていくと、現在の主要五科目以上に重要な役割を担っているのだが、どうしても鑑賞や感性の領域ととらえられてしまう。私たちは音楽を論理的に考えて伝えることも重要だ。