連日の雷と土砂降りで、地域によっては土砂災害が起こっているようですね。
今日は大阪も雷とひどい雨で、連弾と弦楽合奏の合わせ練習の合間に、一時停電しました
ヒャーッ
やっぱり停電となるといつも慌ててしまいます。
色々な事態に備えておかないといけませんね。
さて、ヴァイオリンを習い始めたお子さまや保護者の方に、
「弓の毛は馬の尻尾でできていて、松の木の樹脂でできている松脂を塗らないと、音が出ないんです」
と説明すると、たいていの方がびっくりされます
弓の毛は、半年に1回くらい替えますが、モンゴル産、イタリア産、カナダ産等あり、丁寧な職人さんに毛替えをしていただくと、きれいにピーンと毛並みがそろった状態になります
松脂も、たくさんの種類がありますが、習い始めの生徒さんには、定番の「ベルナルデル」をおすすめしています。
さらっとしていて、1年中使いやすいですが、乾燥した冬場など少しひっかかりを良くしたい時は、「黒猫」も好きです。
しかし、オーストラリアの演奏家でもあるAndrew Baker氏が開発した、Leatherwood Bespoke(レザーウッドべスポーク)
を初めて使った時は、感動しました
弓が弦にピタッと吸い付いて、音もなめらか
「なんだろう?この不思議な感覚」
弱音でも均一な音が出るので、かすれる心配も減り、ワンランク上達した気分になりました
ケースはオーストラリア産の木材と鹿革に包まれて、つけやすいし、落としても割れにくい
お試しされた生徒さんから、「何ていう松脂ですか?」と聞かれたので、ご参考までに…
2種類あって、「サプル」は柔らかく豊潤な音を出します。
固い音を気にされる人や、なめらかな音を出したい人向けということです。
「クリスプ」は、輝かしくはっきりとした音を出します。
音の力強さを求めている人向けでしょうか。
ミックスして使われる人もいるそうですが、私は弓によって使い分けています。
結構いいお値段がしますが、長持ちするし、弾き心地がかなり違うので、1度お試しされるとよいかもしれません。
楽器や弓を替えるとなると大変ですが、松脂や弦を自分に合った弾きやすいものに替えるのは、楽しいですね