音楽と学業の相関関係①

昨日は、バイオラ大学音楽講師と、パサデナ短期大学音楽学部で講師をされている、河村まなみ先生の講座を受講させていただきました。私がL.A.に住んでいたのも、もう10年以上前になりますが、向こうの学校で特徴的に思ったのは、良い大学に入るためには、勉強の他に必ず一芸が必要なこと、ボランティアの経験を学生のうちに必ずしないといけないこと。小さい頃から、スポーツはもちろん、音楽にも力を入れて、コンクールの成績も進学に有利になると、皆さん熱心に取り組まれていました。最近では、日本もAO入試が進み、アメリカ方式に近づいていますよね。河村先生の講座の中で、音楽が脳に及ぼす影響の研究を、アメリカではたくさんされているというお話がありました。

例えば、カレッジ·ボード(大学入学用全国模試を行う機関)の統計を見ると、2015年に全国模試を受けた高校生のうち、4年間音楽のクラスを取った生徒は1年半以下しか取らなかった生徒より平均92点、総合点が高かった。(National Arts Administration and Policy Publications Database, “Arts Facts: SAT Scores and the Arts” 1999 – 2015)

→4年間音楽のクラスを取った生徒は、1年半以下しか取らなかった生徒より、2400点中92点も総合点が高かったそうです。

 

高校の音楽って、1年とか2年とかしかありませんが、ぜひ音楽をとって、できればピアノやヴァイオリンも続けてほしいですね。

最近は、中学受験や中学の部活などで、小学校でやめてしまうお子さんも多いですが、中学生・高校生になっても習い続けた方が、きっと学業成績も良くなります。

 

実際、周りでも、譜面台に楽譜と物理の教科書を並べて置いて、ヴァイオリンを弾いていたら物理の問題が解けた!とか、数学の問題で分からなくなった時に、ちょっとピアノを弾いたらひらめいた!などという話を聞いたことがあります。

 

こちらは、ハーバード大学内チャペルにあるパイプオルガン。

元が神学校ということもありますが、このようなチャペルで、パイプオルガンに合わせて讃美歌を歌うって素敵ですね。

 

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