今日は、7月に行われる予定のサマーコンサート前に、レンタルヴァイオリンの弦の張替えと弓の毛替え、そして楽器の調整をしてきました。使用頻度にもよりますが、弦は3カ月~半年ほど、弓の毛は半年くらいで毛替えをお願いしています。
デリケートなヴァイオリン、大事に使って上手にメンテナンスすれば、何百年ももち、しかも木が枯れると、なんともいえない表情が出てきます。
レンタル用の楽器も、50年近く経つものもありますが、相変わらず典雅な音を奏でるものもあります。
新品で購入するのも良いですが、私が昔購入したものは、5年~10年でガラッと音が変わりました。
その点、中古はある程度音色は安定していますが、何せ過去に傷や割れがあっても素人目には分からない、というところが怖い所でもあります。
楽器選びは慎重に、そして信頼できるところでメンテナンスが1番です。
今月に入り、ありがたいことに入会者が増え、レンタル用のヴァイオリンも追加購入しましたが、あっという間に出て行ってしまい、サイズによってはご購入いただくか、お待ちいただくことになります。
ご購入いただいて、自分のものとして大事に使っていただき、またそのお子さんやお孫さんに受け継いでいかれる、というのも素敵ですね!
こちらは、10年ほど前に行った、モスクワのグリンカミュージアムに展示されていたストラディヴァリウス。
こんな変わった弦楽器も展示されていました。
グリンカミュージアムは、数々の銘器、そしてチャイコフスキーやラフマニノフなどの作曲家の手紙や原稿、オイストラフなどの名ヴァイオリニストの写真など、貴重なものがたくさん展示されています。
このコロナ禍がおさまったら、もう一度行きたいところの1つです。